top of page
Search

Shaken Japanese Version

Writer's picture: enfield500nzenfield500nz

関係者各位


拝啓

 私はバイクの車検の際に、車検事業の能力における重大な欠点に気付いたため、安全に関する深刻な懸念についてお伝えいたします。

 私はバイクのエンジニアで30年のキャリアがあり、下記の資格を保有しております(ご要望に応じ証明書の提示可能です)。

・Motorcycle technician (London, 1985年)

・Honda Centreline technician (Honda Britain, 1990年)

・Mechanical Engineer (Christchurch New Zealand, 1995年)

したがって、バイクとその安全に関する事業についての懸念をお伝えする資格が私にはあると考えます。

 9月26日(水)に私は自分のバイクを所沢車検場に持ってまいりました。受付スタッフと検査員の方は非常に親切丁寧で、検査の手続きや進行を助けてくれました。

当該のバイクは1985年製のRoyal Enfield Bullet で、当初の検査でわずかな排気漏れとヘッドライトの高さ以外のご指摘はありませんでした。また、この2つの問題については簡単に解決できるものでありました。

 しかし、もともとのエンジン(8B5)が使用できる状態ではなかったため、小さめのユニット(6B3)に交換しました。そのため、エンジンナンバーと書類が合致しませんでした。

 この時点では私は何の心配もなく、ご指示どおりに調整を行いました。

 検査員の方から、エンジンナンバー(6B3)が350ccの排気量があり代替可能であると判断するための書類の提出を求められ、500ccモデルと350ccモデル両方のもともとのワークショップマニュアルと最新のワークショップマニュアルを提出しました。

 Royal Enfield bulletは当初はイングランドで1937年に350ccとして製造され、1955年に500ccになりました。その後、工場は1968年に倒産。後に、インドがその設備を購入し製造を再開、350ccと500ccともに1980年代初めにイングランドに逆輸入されました。これに関する資料も提出しました。

 Royal Enfield モデルにおける優秀な専門家に電話やメールで相談の結果、私たちにできる最善の方法は、エンジンとフレームナンバーがそのモデルであり、私のモデルは確かに既に提示した内容のものであると示すことでした。しかし、これでは検査員の方は納得されませんでした。

 次に、私はエンジンを解体のうえ計測し写真を撮りました。エンジン(6B3)がまさに350ccエンジンである明らかな証拠を示すものです。また、私はエンジニアとしてエンジンの寸法(内腔、ストローク)からパワー出力を計算しました。しかしながら、再度不十分な証拠であると判断されました。

 そしてこの時点で、駆動チェーンがこのエンジンに対し十分な強度があるか質問されました。この発言は私を驚くほど呆れさせるものです。なぜなら、Enfieldのエンジンは低出力で、駆動チェーンのサイズは3~4倍のパワー出力があるバイクに十分なものであったからです(この駆動チェーンはa530で寸法は16x9.5mmです)。そこで、私が検査員の方に駆動チェーンのナンバリングシステムについてご存じか尋ねたところ、彼らは知りませんでした。さらに、彼らはエンジニアなのか、バイクについて何を知っているのか質問しました。彼らはエンジニアではなく、また、バイクのことをわかっておられませんでした。

 この時に私は非常に心配になりました。モーター動力車の安全と規則遵守の検査を担うスタッフの技術的知識は限定的か全くなく、適切な判断ができていません。これは重大な安全上の懸念です。

 私のバイクの場合、Royal Enfieldは350ccと500ccの2つのモデルだけで製造され、以前に車検に合格している私のもともとのエンジンは500ccであったと、簡単なインターネット検索でわかったはずです。提示されるエンジンは350ccか500ccしかないのです。もし、500ccが車検を合格するなら、無条件に小さな350ccのエンジンも車検を合格するはずです。

 検査員の方が疑問を持たれ、このエンジンが申請どおりのサイズとパワーであると納得する必要があることは、私は十分に理解しております。しかし、一方でエンジンを解体するに至ったことは非常に残念に思います。

 ここで、そもそもの問題であった、エンジン(6B3)が350ccエンジンであることは示されました。内腔とストロークは仕様書および私の計算に合致するということが明らかなこと、また、このエンジンは350ccの排気量であるということは、容易にわかる事実なのです。

 また、この駆動チェーンについては、両方のモデルで使用されており、証拠を提出しております。検査は既に終了されているべきです。

 しかし、残念なことに、さらに検査員の方はリアの駆動チェーンのスプロケットが標準で交換されていないことの証拠を提出するよう求めてきました。

 Royal Enfieldのリアドライブのスプロケットはリアブレーキシステムの一部であり、変更は全くもって不可能です。これは提出した書類で紛れもなく明らかです。

 一連の過程を経てこの時点で私は非常に辛くなりました。子供でさえ理解できるであろうレベルのことへの要求の全てに応えてきました。提出した書類は法廷でも十分に証拠となり得るものです。しかしながら、検査員の方(念を押しますが、全く技術的知識のない方)は、車検の手続を終了することを拒否されました。

 私の主張を述べると次のようになります。駆動車の検査の際に一定の安全性を期待するのと同時に、検査を行う検査員の方が十分な知識を持ち、道理にかなった情報に基づく決定を行う柔軟性をお持ちいただきたい。検査員の方の嫌がらせなのか無能なのか(前者であることを望むが)。無能力は安全上の重大な問題である。

 私が耐えてきているこの手続きは不当である。私が払わざるを得なかった費用は法外なものです。

 この文書に対し7営業日以内に書面での回答を求めます。その後、賠償請求を検討いたします。


敬具

S. Watson the New Zealand Certificate in Engineering

 
 
 

Recent Posts

See All

Commentaires


bottom of page